Weekend translation
子供たちが小さくても、色々勉強したい。大好きな山根さんの楽曲の歌詞がお題目なら継続できるかな、という超私的な魂胆。
・深夜早朝に歌詞を自分なりに翻訳する。
・週末にレッスン受講し添削してもらう。
・曲の雰囲気や作られた背景も伝える。
・復習用にこのブログにまとめる
注:歌詞の背景、状況説明は私の勝手な個人的日本語解釈で進めています。講師が日本語が分からないためにどうしても説明が多分に必要だからです。
#「さよなら」を言い出せないまま
今回のお題は「『さよなら』を言い出せないまま」。
A先生にまたお願いします。
今回、いつもと違うのは、過去ツアーパンフに歌詞の英訳が掲載されていることでした。
ツアーパンフを見ながらタイピングして講師に送り、
「言いたいことはこんな感じです」
と理解を深めてもらうことにしました。
正式に歌詞カードに書かれたものではありませんが、
見た感じプロの方が訳されたようですので、講師には「これが公式です」と伝えました。
・WITHOUT BEING ABLE TO SAY ‘GOODBY’←By me
・Not being able to say ‘good-bye’ ←OFFICIAL
“Days pass as if nothing had happened
Cities and people are pressed for time”
「何もなかったかのように毎日が過ぎていく
街も人も時間に追われている」
He and she have not completely broken up, they have not said “goodbye” since their differences arose, and they have not met.
Since he no longer sees her, his state of mind has become unstable. However, everything in his eyes remains the same.
このカップルは完全に別れたわけではありません。ただ、すれ違いが生じてから「別れの言葉」を言わずして、会わないままです。
彼女と会わなくなり、彼の心境は不安定になりました。しかし目に映るものはすべて以前と変わらないままです。
Here. “The day goes by as though nothing has happened
City and the people don’t change, they’re just rushed by time”…
公式の訳の方は…「何事もなかったかのように、一日が過ぎていく
街も人も変わらず、ただ時間に急かされている」
Okay, okay.
“Cities and people don’t change, but they are always pressed for time.”
なるほど、なるほど。ここは
「街も人も変わらないまま、いつだって時間に追われている」としたらいいね。
おお…(*‘∀‘)
“Whenever I see someone who looks like you on the street,
I feel like you will show up like you did that day”…
「街で君に似た人を見かける度に、君があの日のように現れそうな気持ちになる」…
Here. “Even now if I see a person that looks like you, it feels as though that you will soon be here“…
公式の訳の方は…「今でも君に似た人を見かけると、すぐにも君がここにやって来るよう」
It…kind of like changing it. “I feel like” to “It feels like “
It’s more than an external factor, causing him to feel this way.
So if it’s “I feel like”…… This is an active emotion, an active choice. Whereas “it feels like “… something has happened to me.
And that thing is seeing someone who looks like you on the street and it just like… it feels like you’re going to be right here instead of I see and I choose to feel.
So it’s a very very subtle difference.
ここでは「I feel like」を公式訳のように「It feels like」に変えましょう。「I feel like」は能動的な感情や選択です。一方、「it feels like」を使うと、 何か自分に起こったように感じます。
街で彼女に似た人を見かけた際のことを言ってるから、能動的表現「君がここに現れるように感じる」よりは「君がここに現れるように自然と感じられる」という雰囲気になります。
本当にわずかなニュアンスなんだけどね。
I see…!
なるほど…!
“On sleepless lonely nights, just give me a call if I’m good enough for you”
「眠れず寂しい夜は、僕でいいなら電話をしたらいい」…
They no longer see each other, but he waits in his heart for her to call.
二人は会わなくなりましたが、彼は心の中で彼女からの電話を待っています。
Here. “Sleepless lonely nights, dial my number if I am good enough for you“…
公式の訳の方は…「眠れない寂しい夜、僕でよかったら電話をかけて」…
And… “Even in the middle of the night, I’ll drive right over to see you“
それで、「真夜中でだって車を飛ばしてすぐ迎えに行くから」…
Here. “No matter how late into the night, I will be there to see you“…
公式の訳の方は…「どんなに夜遅くても会いに行くから」…
I think that you’ve done a great job. Seems like a very equivalent translation.
ここは上手です。公式とほとんど同じ意味ですね。
Ah, that’s a good thing.
“Without being able to say ‘goodbye’,
we eventually stopped seeing each other”…
「『さよなら』を言えないまま、
僕たちはやがて会わなくなった」…
They were too young and therefore too stubborn with each other. Even though it had been several months since they had seen each other, they could not bring themselves to say goodbye. They are waiting for each other to say something.
They are waiting for each other with the thought, “If he/she says even one word to me, I feel like we can get back together again.”
彼らは若すぎた故、お互いに意地を張っていました。会うこともなくなって数か月たったのに、別れの言葉を自分から言い出すことができませんでした。彼らは互いに相手の出方を待っています。
「何か一言でも相手が声をかけてくれたら、元の二人に戻れる気がする」そんな想いでお互いがお互いを待っています。
Here. “Not being able to say ‘good-bye’, we don’t see each other any more“…
公式の訳の方は…「「さよなら」が言えないまま、もうお互いに会えない」…
All right. I like it as a whole. I will just make it slightly poet, more poetic.
“We never could say “goodbye”, and I don’t see you anymore“
全体的に良いと思いますよ。ちょっと歌詞っぽくしてみましょう。
「『さよなら』を言い出せないまま 僕たちはもう会わなくなった」
確かにシンプルで小気味良くなった!Σ(゚Д゚)
“And I still don’t want to say ‘goodbye.’
Can we go back our time to that day?”…
「『さよなら』を今でも言いたくないんだ
あの日の僕たちに時間を戻せるだろうか」…
He really doesn’t want to say ‘goodbye.’
He regrets that he did not say anything about restoring the relationship, and he is now in a blurred state of mind.
彼の本音は「別れの言葉を言いたくない。」です。
関係の修復に対し何も言わなかったことを彼は今後悔し、モヤモヤした心境です。
Here. “Not wanting to say ‘good-bye’, wishing the clock will turn back to that day“…
公式の訳の方は…「『さよなら』とは言いたくない、時計があの日に戻ってほしいと願う」…
We just want to change that to… “go back in time to that day”
ここは変えましょう「back our time to/僕たちの時間を 」は「back in time to/あの日の時間に」としたほうがいいですね。
おお…( ゚д゚)
“When you started to change your hair a little, our signal started to turn yellow”…
「君が髪型を少し変えはじめた頃、二人のSignalは黄色に変わりはじめた」…
He preferred longer hair and she always went along with it. When they started to have their differences, she cut her hair. He sensed her change of heart. Still, he did not question her.
He told himself, “We are fine, we understand each other, and she loves me.”
彼は長い髪型の方が好きで、彼女はずっとそれに合わせていました。二人にすれ違いが生じ始めた頃、彼女が髪を切ったんです。彼女の心境の変化を彼は感じ取りました。それでも彼は彼女に何も問いただしませんでした。「僕たちは大丈夫、僕たちは分かり合えている、彼女は僕を愛している」と自分に言い聞かせていたからです。
Here. “When you started to wear your hair differently, our yellow signal started to flash“…
公式の訳の方は…「君が髪型を変え始めた頃、二人の黄色信号が点滅し始めた」…
OK, good, good.
I was strangely conscious and stubborn as to not say anything to you.
Because I kept telling myself, ‘We are understanding each other’…
いいですね。この部分は修正なしです。ただ…次…
「変に意識して、意地を張って君に何も言わなかった
自分自身に言い聞かせていたから 『僕たちは解りあえてる』と」…
Here. “Strange realization made us vain“…
公式の訳の方は…「変に誤解して僕たちは見栄をはった」…
※公式の方では、1節削除されています。
One verse was deleted here.
Get it closer to what the official translation says here.
“I was strangely stubborn and refused to say anything to you.“
I think that is relatively close to what the official translation says. We don’t have that explicitly in here,
ここは公式の訳に近づけましょう。”conscious/意識”を削除して。” as to not” は” refused”に変更しましょう。
あなたの文も比較的良いのだけど、明確さに乏しいので。
なるほど…
“Did we meet too early?
Or were we too hasty in our love affairs?”
「僕らの出会いは早すぎたのだろうか?
それとも僕らは急ぎ過ぎていたのか?」…
When they first started dating, they really confirmed their affection for each other.
However, because they were too young, they may have been impatient with the way the romance was going.
付き合い始めた頃、彼らは本当に愛情を確認し合っていました。
しかし若すぎた故に恋愛の進め方に焦りを抱いていたかもしれません。
Here…”Perhaps it was too soon for our meeting?
Or maybe we rushed too soon?”
Good. Good.
公式の方は…「もしかすると、僕たちの出会いは早すぎたのか?
それとも僕たちは急ぎすぎたのか?」
うんうん、いいね。
“If I could do it all over again, I would come for you anytime.”
Here. “If we can start all over again, I will be there to bring you back.”
This part will need to change.
“If I can have another chance, I will come for you any time.“
That is moving towards the future.
ここですが、「もしもう一度やり直すことができるなら、いつでも迎えに行くのだけれど」
公式は「もう一度やり直せるのなら、君の元に行くよ 僕の元に連れ戻すため」
となってるね。あなたの訳はちょっと変えましょう。
「もしまだチャンスがあるなら どんなときだって迎えに行く」
未来へ向かってる気持ちを表しましょう。
ほんまや凡ミスです😢。仮定法過去を使ってた。
I feel like you have more poetry and more of a direct translation.
You’re going to be really good at having that poetry.
Yeah, but most of these are just tiny changes with slight grammar, and slight, poetry.
Thank you.
😊
A先生、今日もありがとうございました。
さすが、プロの方の訳があると、講師側の理解も深まり
修正も、よりやりやすくなったように思います。
できあがった自分の訳を公式のものと比較すると
随分と、単語も構文も違いました。
訳者によって詞の捉え方にRangeがあり
まったく異なる雰囲気が醸し出されるものだなぁと実感します。
NEVER COULD SAY “GOODBYE”
Days pass as if nothing has happened
Cities and people don’t change, but they are always pressed for time
Whenever I see someone who looks like you on the street,
it feels like you will show up like you did that day
On sleepless lonely nights,
just give me a call if I’m good enough for you
Even in the middle of the night,
I’ll drive right over to see you
We never could say “goodbye”, and I don’t see you anymore
And I still don’t want to say “goodbye”
Can we go back in time to that day?
When you started to change your hair a little,
our signal started to turn yellow
I was strangely stubborn and refused to say anything to you
Because I kept telling myself, “We understand each other”
Did we meet too early?
Or were we too hasty in our love affairs?
If I can have another chance,
I will come for you any time.
We never could say “goodbye”, and I don’t see you anymore
And I still don’t want to say “goodbye”
Can we go back in time to that day?
DESTINYリリース時のインタビュー記事がありました(*‘∀‘)
抜粋して要約します。
「2~3月にかけてのツアーで、実験的にオープニングでやっていた曲です。このアルバムのオープニングとして作った曲でもあります。ブラスとかパーカッションが入ってるんで、曲に躍動感があると思います。
ただ、それに対して詞があんまりイケイケじゃないんですよ。けっこうネガティブなんです(笑)だけど、そのギャップのおもしろさっていうのはあると思います」Quote:GB
2~3月にかけてのツアーって、
1994年の「OUR MEMORIES OF THAT DAYS」のことかな。
GBの別冊でこのツアーの特集をしたミニブック↓があります。(当時、書店で見た瞬間に興奮しました(*´Д`*))
大阪サンケイホールでのライブに参加された、GB担当ライターの杉江さんが感想を書かれていました。抜粋して要約します。
18時35分、会場内にバック・トゥ・ザ・フューチャーのテーマがSEとして流れ始める。ライブの開始を察知して、どよめく会場に比例してSEの音量が、どんどん上がっていく。まだ暗いステージには、バンドメンバーがスタンバイしている。そして…。
1瞬だけ、SEと1曲目の楽曲との間が置かれ、演奏が始まる。一斉にステージ上にライトが当たり、客席は沸き立った。山根康広の登場である。
1曲目は、今度のアルバムの最初の曲でもあるという、「『さよなら』を言い出せないまま」。すでに会場は、総立ち&手拍子に埋め尽くされている。まだCDになっていない曲だというのに、どうしてみんなしてこんなにノレるのだろうか…。なんだか私は、周りの勢いに圧倒されてしまいそうだった。山根氏がステージ上を上手や下手に動くと、客席もその動きに合わせて湧き上がる。噂には聞いていたが、大阪のノリって、すごいかも。Quote:GB別冊
昨日は、本当にお疲れ様でした。
ライブのオープニングを飾る1曲目で、いきなり今度のアルバムに収録される新曲をやるとは思いませんでしたよ。わりと普通、ライブでアタマにやる曲はすでにリリースされている楽曲の中から、みんなの耳になじんでいるものを選んだりしがちじゃないですか。
「あれは今回ライブを構成するうえで、初めから1曲目に使いたいというのがあったんです。今度のアルバムの1曲目に当たる曲なんですよ。」Quote:GB別冊
実験的に、ということで、リリース後の全国ツアーでもこの曲は1曲目でしたよね。
私は行けなかったので、その後発売されたVHSを毎日観ていました。
「行きたかったな…行きたかったな…キィィィ…」とハンカチ噛むように…(PД`q*)゚。
当時観すぎて、今もこの曲を聴く度にどうしてもあのRACING THE MOON 1994のオープニングの映像が脳裏に浮かんできます…。
ステイホーム時期のDVD発売は超ありがたかったなぁ(´;ω;`)
もうひとつインタビュー記事がありました。
アルバム1曲目は”JAB!”のオープニング曲に決まったんですね。
「大阪ではやってない番組なんで、よく分からないんですが…」また?「永遠の約束」のタイアップ番組”邦子がタッチ!”もやってないって言ってたでしょ?
「あ、それ、やってました夜中に!夜中にねぇ、再放送みたいな感じで」それは良かった。で、この曲はフェイドアウトしてしまった二人ですね?
「そうですね、でもまだ”さよなら”は言ってないぞ、という。言わないまま別れてしまったけれど、今でも”さよなら”はあえて言いたくないっていうか、もう一度っていうのを期待しつつ、という感じですね。アクションを起こしてくれたら今でも迎えに行くよ。と待ってるんです。眠れない夜にでも電話してくれたらすぐ行くのになっていう感じで、ずっと想ってる」曲自体は華やかな、元気な8ビート。カウベルとかコンガなんかも入れて。
「ライブのオープニングにも合いそうなね。このカウベル8つ打ちってのは、今の人はあんまりしないかなっていうのを、あえてやってみたんですけど。それもちゃんと左右に振って」昔のロックの…。
「そう、王道ですね」Quote:PATI-PATI
あれ?別れてしまってた設定だったんですか。
私はてっきり、この二人は
「まだ別れてないけど連絡を取らなくなってしまったビミョーな関係」
だと思って、その設定で訳してしまいました…。
うーん、でも歌詞の捉え方って人それぞれだから、
私の解釈も存在してもいいかな、と思います。
歌詞って、色んなストーリーが凝縮しているんで
妄想家にとっては創造のstem fromなるところなんです。
アルバム6枚目~8枚目は↓歌詞カードに英訳がついています。
「すでにあるしな~6枚目~8枚目の訳は」
「ふんふんなるほど、こういう表現になるのね」
と思ってこれら3枚の楽曲の英訳には手を付けていなかったけど
今回「『さよなら』を言い出せないまま」にプロの方の訳があったため講師に送ってレッスンすると、
自分の文と比較して、何がいけないのかと、より勉強になるなあと実感しました。
今後はこれも有効に使わせていただいて
6枚目~8枚目にも挑戦していこうかな。
たぶん、そんなけったいなファンは私ぐらいだろう…
あ、でもね、
ある女性アーティストさんのファンの方で、
全曲コンプリート(たぶん)してる方がいるんですよ。
blogにまとめられています。すげぇや。
私が歌詞の英訳で勉強しようと思ったきっかけの1つです。