のび太君、記憶を手放さないで

4歳の息子が最近ドラえもんが大好きで、よく観ています。
先日の放送分は、自分の記憶を預ける(脳内から消す)とお金を貸してもらえる、という道具でした。(ドラえもん…小学生にすごい道具与えるね…)
 
自分の思い出はマシンの画面にずらっと一覧で出てきて、どの思い出をお金に替えるか選択できます。
のび太君は色々な思い出を「ホームランを打った思い出…いらない」「これもいらない」と言ってマシンに預け、お金を手にします。
 
だけど、小さかった頃の両親との思い出、おばあちゃんとの思い出、みんなで楽しく遊んだ思い出などが一覧に出てきて、「これらの思い出、おもちゃのために消しちゃっていいのだろうか…」と悩むんですね。
結局、のび太は思い出を消しませんでした。
 
 
そう、それでいいと思います^^
思い出は手放さないでね。
 
人生最期のときが床の上で穏やかに訪れるなら、今までの思い出が走馬燈のように流れることもあるでしょう。
「いい人生だったな」と思えるおばあちゃんになりたいです。
 
 
今世界はたいへんな状況になっていますが、これを乗り越えたら皆一層強くなれる…そう信じています。
今回のことをきっかけに、平凡だった日常に幸せを感じ、会いたくても会えない人々への愛情をさらに認識された方も多いのではと思います。
私は怠惰に過ごしていた時間を悔やんでいます。
 
 
心に元気をチャージしてくれる、山根さんの楽曲。
記憶って、普段思い出さないけど…曲と一緒に眠っているんですよね。
当時の音楽を聴くことで、少しだけタイムスリップさせてくれます。
2年前の8月に久しぶりに山根さんの曲を聴いたとき、青春時代の思い出が走馬燈のように脳内を走って、その日は眠れない夜を過ごしました。
 
生後2か月で入院した娘…あれは元気になった彼女の電車デビューの日でした。
向かいの席にあったFIRE BALL 2018の広告。「えっ…!山根さんだ…!」
昔本当に大好きだった…とにかく毎日聴いていたな…握手のときに手足ガクガク震えたな…
 
あんなに好きだったのにいつのまにか聴かなくなってた…。
また聴いてみよう!
帰宅後2階に置いてあるCDを引っ張り出し、ウォークマンをPCにつなぎ、1枚ずつアルバムを入れていったんです。
 
その日はCDをウォークマンに入れることだけで精一杯でした。その頃はまだ娘が赤ちゃんだった頃で、さらに息子もまだイヤイヤ期が続いており…。母親は全く自分の時間がない時期です。だけどお盆休みで主人が自宅にいたので、そのような作業がラッキーにもできました。
 
普段は子供と一緒に寝落ちしてしまうのですが、この日は覚醒しており、
「よし2人とも寝たぞ…」と確認してから、娘をトントンしながらウォークマンを再生しました。
 
 
 
曲とともに蘇った思い出たち。
 
どこに眠っていたの?…というくらい、山根さんの声を聴いていると、次から次へと溢れ出てきました。
 
 
 
私が以前ファンだった頃はほとんどが学生時代(13歳~24・25歳)の頃です。
18の春、田舎を出て一人暮らし。ダブルスクールで金銭的に余裕が無かったので、関西に出てきても頻繁にライブやイベントに参加していたわけではありません。
ただCDは毎日毎日聴いていました。常にバックグラウンドに山根さんの声があり、将来への元気をもらっていた頃です。
 
若いなりのキラキラした思い出、未熟な思い出、ドキドキした思い出、怖かった思い出、未来を描いた思い出…
うまく言えないのですが、
それら全てが…色んなことを経験して大人になっていく過程の輝かしい軌跡として、山根さんの曲と一緒に保管されていたんだな、と感じました。
 
 
私のウォークマンには2年前、TEDのお気に入りのプレゼンや、英語参考書の音声データ、映画のサントラ、自己啓発系オーディオブックしか入っていませんでした。乳児と幼児の世話をしながらも、なんとか勉強できないか…との思いがあり、ウォークマンは単に勉強用デバイスとして使っていました。
 
それがいきなり、この日から聴きなれた山根さんのアルバムで満たされました。
そしてそれらを聴いていると、馴染んだお兄さんの声にとても癒されたんですよね(*^^*)
 
特に大学1回生のときにリリースされ聴きこんだ6thアルバム「on the BACK STREET」を聴くと、学生時代のボーイフレンドと過ごした時間を思い出し、良い思い出ばかりではないのですが懐かしく思います。
特にタイトルチューンの10曲目「on the BACK STREET」は、2020年の今でも、聴くと心臓が掴まれるくらいに切なくなります。これは私の中では名曲中の名曲です。
 
受験生時代にリリースされた5thアルバム「OneMoment」は大学の学部選択において、真剣に将来を考えていた頃に聴きこんでいました。
特にこのアルバムは、深夜の受験勉強時間のほか、大学見学の際にポータブルプレイヤーで聴いていました。
田舎を出発し…新幹線に乗って…学校の正門をくぐって…広いなあ。
帰途の前に大きな神社で合格祈願…まさか当時は自分がその神社で結婚式を挙げることになるとは思いもしませんでした。自宅に着くまでずっとイヤホンを耳に入れ、アルバム「OneMoment」を聴いていました。
 
 
田舎を出るのだ、とワクワクした高校時代。
田舎を出てから、ドキドキした大学時代。
 
その頃の思い出が、たった一人のミュージシャンが大好きで毎日曲を聴いていた、ということで
そのミュージシャンの曲さえ聴けば鮮明によみがえる…なんて、とても幸運なことだなと感じます。
音楽と記憶の関係って…素敵な関係ですね(*´ω`)
 
Memories are everlasting.
Good music is timeless.
 
 
予告編しか見ていないけど、この映画気になります。
映画『パーソナル・ソング』
「ある音楽を聴いた途端に、自然と涙が溢れた経験はないか?」
「薬では患者の心は治療できないんだ」
「1000ドルの薬より、1曲の音楽を」
「美しい音楽を聴くと、たくさんの愛と夢を感じられる」
 
 
 
「1000ドルの薬より、1曲の音楽を」って…PRECIOUS 1>100みたい( *´艸`)。
音楽療法士という職業もあるくらいですので、(あくまで身体が健康な場合に限りますが)薬よりも音楽が功を奏することもあるでしょうね(*´ω`)
 
 
山根さんが以前おっしゃってたこと…
歌って不思議なもので…
自分で書いた曲は世に発表するまで、自己の責任として、精いっぱい愛情込めて作るったりするんやけど
一旦世に出したものはそこから自分の手を離れ、聴いてくれてる皆さんの歌になっていく。
皆さんが共感してくれて、何度も何度もその曲を聴いてくれたり、口ずさんでくれたり、歌ってくれたりしながら
その人の人生の大切な1ピースとして育ててくれるわけですね。
 
 
私にとってかなりのピースを占領していただいています(*´∀`*)
 
 
 
 
私は8thアルバム「HEAVEN & EARTH」(2004)のアルバムを購入後、しばらくしてファンを離れたように思います(記憶が曖昧)。
(SINCERELY(2005.08)のシングルが自宅に無いので、恐らくこの頃です…)
 
私…この頃付き合っていたイケメン嫌いの彼氏には不安感ばかりを覚えており、「このままこの人と付き合って、その後結婚という流れでいいのだろうか…」といつも悩んでいました。
当時、慣れない外資系企業に転職…。アメリカ資本、ボスはオーストラリア人、上司はイギリス人と、どこの国の愚痴も言いにくい職場でした( ;∀;)だけどやりがいがあり、人間関係も良く居心地のいい職場でした。なのに「帰宅が遅い」「休日も出勤するのか?」「辞めろ」「俺と仕事どっちが大事なん?」と彼氏にいつも責められ、結局会社を辞めてしまいました。
 
なんだか…押さえつけるような愛情でした。常にギブアンドテイクを要求され…「イケメン俳優の映画観に行ったんか」「俺はブサイクやからお前がイケメンを追うのは俺に失礼や」「俺がイ〇ローキャブのグラビア女優のポスター貼ってたら(平たい)お前やって嫌やろう」などと言われていましたね…。(←ひどいね(笑)私が男に生まれ変わったら絶対言わんぞ!( ;∀;))
 
 
その頃リリースされ、聴いた「HEAVEN & EARTH」(2004)…思い出がありません。当時のiPodが出てきたので最近電源を入れてみましたが、このアルバムの中の全部を入れておらず「HEART」「BORDER LINE」だけでした…(;´Д`)この2曲のみ気に入って聴いていた記憶があります…。
 
だから以前のラジオ番組で話されていた、「One & Only Song」(2009年)という企画で山根さんがファンの方一人一人に歌を歌われた時の人気曲ランキング
no5. BLUE BIRD
no4. Get Along Together
no3. I’LL BE THERE
no2. この愛をかけて
no1. SINCERELY
 
を聴いて、「HEAVEN & EARTH」に収録されていた「この愛をかけて」が2位ということに随分驚きました。「この愛をかけて」には「キー高い曲」という認識のみあり、「えっあのキー高い曲が2位?」という感じでびっくりしました。
このランキングを聴いた頃(2019)は山根さんの楽曲に再会した後でしたが、それでも「HEAVEN & EARTH」をあまり聞いていませんでした。思い出が無いからです。
 
 
 
だけど…「The 20th ANNIVERSARY “STARTING OVER”2014ライブ」のBlu-Rayを観て…
17曲目に歌ってくださった「この愛をかけて」…とてもとても良かった!んです。「あれれ、なんて素敵な曲なんだろう…この曲の魅力を今はじめて知った感じだな…」と思いました。優しく流れるメロディ。時折はにかむ山根さんのお顔。幸せな歌詞。素直に「ああ、とってもいい曲だなぁ。落ち着くなぁ」と感じました。
 
今は「この人と結婚できてよかった」と思える人と暮らし、子供をもうけることができ、彼らに愛情を注いでいるからこそ、心がすさんでいた24歳の頃とは違った感覚でこの曲を聴けているのかもしれません。
 
 
曲に当時の記憶は宿っているのだけど、今の思い出も上書き出来るんですね(*´ω`)
 
 
 
山根さんのファンを離れていた頃にリリースされた9thアルバム、10thアルバム。これらに私の青春の思い出は紐づいていないのですが
きっと子供が大きくなった時に聴くと、
「そうだ息子が3歳のときに山根さんの楽曲に再会して…」とか
「娘が2度目の入院したときに「CLOUD 9」に励まされたな…」とか
「2020年は引きこもって大変だったな、毎日辛くて常にイヤホンを耳に入れてた。「この愛をかけて」を聴いて子供たちを抱きしめたな。ラジオから流れた「THE ANTHEM」にボロ泣きしたな…」
とか感じるのでしょうね。
 
 
 
 
再び山根さんの楽曲に出会えて、本当に良かったです。
最近は9thアルバム、10thアルバムをよく聴くのですが、
心が女子に戻る昔の楽曲も大好きです(*´ω`)
思い出って、宝物。
6thアルバム「on the BACK STREET」は私の思い出の宝箱のような存在です。
 
13年も離れていたからかな。
 
 
 
 
 
 
 
出戻りファンになって唯一プチショックだったのは
リリースイベントで(心が女子になっている状態で)一言お話できたときに、
山根さんに「あーはは、すみません」と敬語を使われて
「け…敬語使われた!以前ファンだった女子の頃はタメ口やったのに…!」
ババアになったことを実感したことです( ;∀;)13年ってデカいな!